備忘録の後編です。
扶余宮南池
3日目。
朝食は、軽食店で海苔巻きを食べました。
今日はきんぱ pic.twitter.com/BpXDtHPPka
— しろうさぎ (@sirousagi77) December 8, 2018
この日は、官北里遺跡からスタートする予定でしたが、早朝に散歩がてら見学されたとのことで、予定を変更し、宮南池を訪れました。
ここは、百済30代王・武王の時代に造られた人工池で、薯童謠(ソドンヨ)伝説の舞台だとか。

宮南池。ドラマのロケ地にもなっている。
扶余羅城・陵山里寺・陵山里古墳
扶余羅城は、泗泚都城の外郭城壁で、全長8kmに及びます。北・西・南には錦江が流れ、唯一陸続きの東側を中心にこの城壁が築かれています。

扶余羅城
羅城のそばには古代寺院・陵山里寺と、聖王から武王までの墳墓とされる陵山里古墳があり、そちらもサクッと見学。

羅城から見た陵山里寺。伽藍配置がよく分かる。
扶余の史跡(全て世界遺産!)めぐりを終え、三年山城の麓の町・報恩へと向かいました。
報恩三年山城
三年山城登城の前に、まずは腹ごしらえ。
報恩の街中の食堂で、スンデクッパをいただきました。スンデ(腸詰め)やホルモン類が好きな方におすすめです。
お昼はクッパ pic.twitter.com/AwbOOySZHh
— しろうさぎ (@sirousagi77) December 9, 2018
そして三年山城へ!
ついに来ました!
憧れの念願の
三年山城!
東門の高い高い城壁
右から見ても左から見ても真下からみてもどこからみても凄かった! pic.twitter.com/rJDMSBRsWa— しろうさぎ (@sirousagi77) December 9, 2018
個人的には、半年ぶりの訪城となりました。
前回は草が生い茂っていて、北壁が見にくかったですが、今回はよく見えました。

三年山城北壁
3日目の行程を終え、尚州のホテルにチェックイン。夕食は、チュクミをいただきました。
今夜は肉ではなく魚介類が食べたい!のリクエストを聞いてもらい海鮮鍋
おいしかった~ pic.twitter.com/sdnvPSxY28— しろうさぎ (@sirousagi77) December 9, 2018
聞慶姑母山城
4日目。最終日。
ホテルのそばの食堂でしっかりと朝食をとり、姑母山城へと向かいました。
今朝はキムチチゲ
4回の訪韓のなかでNo.1の味でした(о´∀`о) pic.twitter.com/s4SjZwpPP8— しろうさぎ (@sirousagi77) December 9, 2018
姑母山城は、プランや規模、半円形の雉城(曲城)など、共通点が多いことから、三年山城の兄弟城とも言われています。
ゆうりさんオススメの東門
どーんと目の前に飛び込んでくる石垣
補築がよくわかる
きゃ~(о´∀`о) pic.twitter.com/1LkpnOvacN— しろうさぎ (@sirousagi77) December 10, 2018
こちらも半年ぶりでしたが、前回確認できなかった遺構がよく見えました。

姑母山城北壁
姑母山城の見学を終え、見学会最後の山城・薔薇山城へと向かいました。道中、忠州の中央塔を見学し、近くのマッククス店でピビンマッククスをいただきました。

中原塔坪里七層石塔
お昼はビビン麺 pic.twitter.com/hjhzViXp9J
— しろうさぎ (@sirousagi77) December 10, 2018
忠州薔薇山城
薔薇山城は、標高337mの長尾山に築かれた山城で、城壁は全長3,000m。周辺の山城と比べるとかなり大きいです。また、日本の中世城郭で見られる(曲輪・切岸のような)段築の削平地が設けられていることが特徴的です。

薔薇山城。城壁の下に曲輪のようなスペースが。
発掘調査の結果、初めに百済が土城を築いたというのは明らかになっていますが、その後、現在の石城を高句麗が築いたとも、高句麗が忠州から撤退した後に新羅が築いたとも言われているそうです。

薔薇山城西壁
今回の見学会の全行程が終え、仁川空港へと向かいました。
今回は、百済を代表する魯城山城と聖興山城、新羅を代表する三年山城と姑母山城、そして謎が多い薔薇山城をご案内させていただきました。
空港でお別れする際「思いきってお願いして本当に良かった」とうれしいお言葉をいただきました。そして、最後にひとこと
「高句麗の山城に行きたい!」
と仰っていました。

高句麗・丸都山城(中国吉林省通化市集安市。2017年5月2日撮影)